秋葉原無差別殺傷事件 “記念撮影”する傍観者たち
この記事を読んで思い出した本がある。スティーブンキングの「The Long walk」(死のロングウォーク)だ。スティーブンキングは言わずと知れたホラー作家だけど、大昔に読んだこの本はどちらかと言うと心理的なホラーだった。少年達が、死ぬまで歩く競争をするのだけど、途中で歩けなくなった少年達は容赦なく次々と射殺されていく。食べるときも、用を足すときも歩き続けなければならず、(確か一瞬のうちに脱糞して歩き続けねばならない)遠くに聞こえる銃声(誰かが射殺された)を聞きながらひたすら歩き続ける。国家が行う行事なので、その優勝者は国民的ヒーローになる。だからその様子を見守る観衆達は少年達の残していった”糞”でさえ飛びかかって集める。昔のコロシアムで行われたグラディエイター達の戦いにもにているけど、目の前で死んでいく少年達が、普通の常識では考えられない”エンターテイメント”として扱われている。
さて、実際に死に際の被害者達を撮影してしまったこの秋葉原に居合わせた人達は、その画像をどうしたんだろうか。エンターテイメントとしてメールに添付して友達に送ったのか、そのままお宝画像としてハードに保存するのか。。。yourfilehostなんかにはこういう生々しい人の死に際映像がゴマンとアップロードされているけど、死ぬ間際まで人の晒し物になって、エンターテイメントとして扱われる世の中は、スティーブンキングの世界からほど遠くないのかも。
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