フランク ステラ

July 17th 2009 -

ミニマリストとか、簡単に見える絵は商業的に思えてあんまり好きでもないんだけど、(最近のどうみてもマンガにしか見えない絵は更に嫌いだけど)フランク ステラは割と好きだ。大きいキャンバスに、こんなに職人的にむらなく、ぶれ無くラインを塗って行くのは根気がいる作業だろうし、(シリーズあれだけ作って飽きないのも凄いかも)このyoutube動画に出てくるように、キャンバスの後ろの構造が凄い事になってたりする。ミニマルな表現をかなりの作業を通して表現しているわけだ。昔、近所の美術館でみた作品には、ちゃんと鉛筆ラインが残って見えていた。イラストレーターでちゃちゃっと仕上げた訳ではない。(今ならかなり簡単にマックで何パターンもつくれちゃう訳だけど)

どう見ても、ただ頭の悪い評論家が騒いだお陰で一斉を風靡してしまったような、商業的な駄作が多いミニマリスト。うんざりするくらい自己主張の激しい、色の選択を間違った家の壁や、そこについた染みを拡大したみたいな作品、もしくは先生がテスト用紙に付けた○を拡大しただけなんじゃないの?と言いたくなるような作品まで色々あるけど、ステラはいい感じ。本人がビデオ内で言ってるように、ミニマリズムなんて評論家があれこれうんちくを言えるべき部分が少ない訳で、逆にそこを逆手に取ってだらけただけみたいな作品が増えたのかもね。人の作風と違えばセンセーショナルだと持ち上げられていたのかも知れない。

ラインのシリーズだけでなく、もっと最近のミックスメディアの作品もなかなか好きだ。ニューヨークにスタジオがあるそうで、実際に作業してる所を見てみたい。

Leave a comment!