映画撮影

January 10th 2008 -

アメリカの、特に郊外にある家並みは、屋根も同じ色、壁も同じ色、ストラクチャーも同じ感じで、出せるお金によって大きさが違うんだろうな、位の差しかない家が建ち並んでいて、統一感があって奇麗は奇麗なんだけど、味もそっけもない感じだ。古くからあった町は、建った年代に流行ったんであろう様式の家が建ち並び、なかなか面白い。うちの近所は後者にあたるのだが、木が生い茂って意外と閑静ないい感じの町並みだ。ちなみに隣町までいってしまうとお金持ちゾーンに入ってしまい、大きくてプランテーション風の白い豪邸が建っていたり、コラム(ギリシア様式の支柱。ホワイトハウスの玄関?先にもありますね。)の立ち並んだ瀟洒な豪邸や、高い塀が果てしなく続いていて中の全く見えない敷地があり、エリアによって極端に家並みが変わってしまう。(ゲットーももちろん別のエリアにある。)

そこがLA郊外でも珍しいのか、映画やドラマの撮影、もしくは多分ハウスインプルーブメント(アメリカ人は自分で家のリモデルをやる人が多い)のリアリティーショウ(実録番組)なんかをしょっちゅう影しているらしい。そういうときは朝の通勤時間(7時くらい)に既に少ないときで3台から多いときは8台位の大型トレーラーが止まっていて、クルーの人たちがライトやらの大道具を運び出している。今日は帰り際にポリスカーが止まっていたので、何だろうと思って見ていたら、UFOのような大きなバルーン状のライトが宙に浮かんでいて、その隣にはクレーンでライティングされたカメラ?も浮かび上がっていた。既に真っ暗になっていたので、バルーン状のライトであたりに光をバウンスさせていたのだろう。

帰り際に知らずに撮影中のエリアに入り込んでしまった事があった。エキストラの人達とは知らずに擦れ違ったカップルが、「彼女の着ているものは合わないよね」とぼそっと言っているのが聞こえたので、え?と思って見上げると、辺り一面20年代風の 格好をした人たちでいっぱいだった。金曜(カジュアルフライデー)だったのでTシャツジーパンの私が、20年代風のスーツやらコートやらを着込んでいる人達の間に写ってしまったらまずい訳だ。カメラは逆方向を向いて撮影していたので、写り込んでしまってはいなかっただろうけど。

うちの近所での撮影は、道も狭いし、大規模な撮影になっても大した混雑は招かないのだが、 仕事場のあるダウンタウンで撮影するときは厄介だ。お釜いわく、LAの市長はハリウッドひいきなので、撮影隊の都合を優先させて大規模な撮影を、わざわざその区間の交通をストップさせてする。それでなくても交通渋滞の激しい上に、一方通行が多く、ラッシュアワー時は左折禁止なのに、ブロックされてしまうととんでもなく遠回りをしたりする事になる。観光客だったら観察してみるのだろうけど、生活者にとっては厄介なだけで、遅刻するから遠回りなんてしてられない、と突っ切って通りすぎるだけだ。今度時間があったら野次馬してみよう。

Comments are closed.