鳥インフルエンザ
鳥インフルエンザの脅威が報道されだしてから2年以上は経っているが、今回は中国で父親から子供への感染が確認されたそうだ。まだ人から人へ移る新型に変異していないので、息子と接触のあったその他80人に被害はでていないそうだ。
2年前にCBSだかCNNだったかで鳥インフルエンザがの特集番組を見た事がある。第一次世界大戦中に大流行したスペイン風邪 と比較されて、実際どの程度のダメージが出るのか予測していた。スペイン風邪では世界中での感染者6億人、死者4000~5000万人。兵士が帰国した際に菌を持って帰って広まったのだろうとの事。当時はまだ空の交通が今ほど発達していなかった為、世界に広まる速度は遅かったそう。当時の状況を振り返って、「学級内の子供の数が半分に減っちゃったのよ」と語るご老人の話は生々しく、抵抗力の弱かった子供達への被害は大きかったらしい。
今回の鳥インフルエンザも、人に免疫の無い新型ウィルスが発生したら、その殺傷力は50%とも言われている。 番組内での予測は、まず発生して1週間以内に世界各国の国際空港のある大都市からどんどん広がって行くそう。アメリカだったらNY,LA, SFなどだ。そして2週間くらいであっという間に全土に広がり、ひょっとしたら人口の3分の1くらいは死亡するかもしれないという恐ろしいものだった。現実的な部分で、棺桶が足りなくなるらしい。日本のように火葬をしないアメリカでは、菌を保持している死体からの被害を防ぐ為に棺桶に死体を入れてきっちり土葬しなくてはいけないらしい。家族の心理も考えて、モーツアルトのように集団墓地に一機に埋葬してしまう事は出来ないそう。
今日の産経新聞に出ていた予測によると、《1人のビジネスマン(東京在住)が海外出張先で鳥インフルエンザの「新型」に感染して帰国。だが、感染に気づかず電車で会社に通勤した場合、帰国から10日目には首都圏で22万4000人が感染。京阪神にも飛び火し、2万4000人が感染する》
国立感染症研究所はこのように、人に免疫がない「新型」がまたたく間に全国へと広がると予測。厚生労働省は国内で1人の発生から2500万人が感染して病院に行き、約2カ月で64万人が死亡すると推計している。(産経新聞)
さて、この鳥インフルエンザに唯一効くのがタミフルと言われていて、当時の各国でどれくらいタミフルを買い求めていたかがリストされていた。製薬会社のあるイギリスでは国民分を保持し、ヨーロッパでは国民の半数分は保持している。アメリカは殆どなし、ということでその年からから各国のタミフルの購入に拍車がかかった。向精神(異常行動)の副作用が小児や未成年者で多発したため話題になっていたタミフルの消費は75%が日本だそうだ。だけどこのタミフル、発症後48時間以降に投与を開始した場合の有効性に関しては裏付けが無いそうだ。
ワクチンは??もちろん新型なのでワクチンがある筈も無く、開発にも実際に流行している型の菌が必要な為、流行しだしてから半年はかかるそう。その間に世界の人口が激減してしまう。鳥の間で流行っている間は、感染の疑いのある鳥をすべて抹消してしまえばよいが、人間に感染しだしたらそうはいかない。隔離するにも病院の数がまず追いつかないだろう。感染して自覚症状の出るまでの間にどんどん菌を広めていってしまう連鎖で、あっという間に被害が拡大して、ちょっと危なげなタミフルに頼るしかないんだろうか。ウィルスのなかでも空気感染するものほど被害が大きく、危険なものはない。
とりあえず出来る事はこのくらいらしい。
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