The Pursuite of Happyness (2006)
Sunday, December 9th, 2007食中毒にやられ、仕事を休んでいた間に見た映画。ラッパー出身で、MITに受かっていたのだけど、ちょうど ”The Fresh Prince of Bel-Air” (1990)の話が入って来たので大学には行かなかった(とても賢い選択)Will Smith が息子と出ている映画だ。最近ブロックバスター系のコメディチックな役柄から、やたら「Ali」なんかでシリアスな役者に乗り換えようとしているのがうざくて、観る気はなかったのだけど、サンクスギビングセールの時に$3.99でDVDを見つけたので購入しておいた。コマーシャルや前評判が良かったのだが、一気に老け役で白髪をはやし、昔のへらへらした様相から一変しているので、ちょっと避けていた映画なのだけど、かなり気に入ってしまった。
話は「Kramer vs. Kramer」(1979)のように父親が息子を引き取って育てる、という話なのだけど、次から次に起こる実生活の難題のお陰で、主人公は息子と一緒にホームレスになるまで落ち込んでしまう。アメリカの恐ろしい税金システムの負の連鎖はすごくて、税金を即払わないと、もの凄い事になる。「クレジットカードで税金を払った方が利子が安いですよ」とINS自体行っている通りで、国が高利貸しをやっている。芥川龍之介だったら自殺を図っただろう状態の中で、諦めずに幸福の追求をしていくというのがテーマだ。頭は良いのだけど、黒人で高卒の主人公が、白人の”Good Old Boys”に取り仕切られている証券会社に食い込んでいく。Will Smithにこんなに演技力あったの??と言いたくなるくらい、細かい部分の表情に出てくる、感情の表現が旨かった。
実話に基づいた映画で、まだベイエリアに住んでいた時に本人がニュース番組に出ていて、実際に過ごしたバート(Bay Area Transit)のトイレを紹介しているのを観た事がある。 その時は映画化されるという話を知らなかったのだが、ガッツのある人だな位に思っていた。アメリカンサクセスストーリー(ブロックバスター系にありがちな)なんてちょっと臭う話を、そこまで臭くは作らずにさらっとまとめているので、好感が持てた。ちなみにhappyness (happiness)のミススペルは、息子を預けていた中国人のおばちゃんのやってるデイケアの壁のスペルから来ている。